日本縦断3日目。
3月18日
4:10に青森のフェリーターミナルに到着。30分くらいしか眠れなかったが、フェリー内に留まることはできないため、半分(いやそれ以上)意識のない状態でまずは充電を求めてフェリーターミナルを目指す。
これから下船する。
トラックと同じ場所から下船する。
折り畳んであったブリッジが降りてくる
ついに本州が目の前に・・・
上陸!した後
しかし、上陸した瞬間冷たい風雨が襲う。これが本州の洗礼か。(私も本州の住人なのだが笑)
「寝たら死ぬぞ」状態のままターミナルに着いて充電を済ませる。テレビで通販番組をやっていて誰がこんなの見るんだと思っていたが、意外と面白いことに気づき見入ってしまった。
フェリーターミナルから青森駅まで約2.5キロほどで、日中ならシャトルバスがあるが、この時間である。タクシーを呼ぶことも不可能ではなかったが、「ビンボー大学生」という建前のもと、国道をひたすら歩くことにした。
ちなみに親に聞いたところ昔の青函連絡船は青森駅のすぐそばにあったとのこと。それはそうでしょうね!国鉄ですから!
めちゃくちゃ寒かった。多分今回の旅で1番寒さを感じた。
途中は雪でぬかるんだ道、冷たい風雨、そばを通過するトラックの水はねの「役満」に苦しめられた。
段々と駅が近づいている。
暗めに撮るとこんな感じ。
公園だが真っ暗で誰もいない。
なんとか気力体力を充実させて、そして音楽を大音量で聞いて耐えながら駅に着いた。
しかし、駅の外観には驚いた。
工事中とはいえ
この大きさ??????
まるで地方の無人駅、そうとは言わなくても県庁所在地の駅でこれは・・・と思ったが、青森の人と「良好な関係」を築きたいのでこれ以上はやめにしておく。
ちなみに西口だからっていうのもあるが。
新青森を強調。すっかり交通の主役は新幹線に移ってしまった。
上野発の夜行列車〜♪の時代かな?
向かいには青い森鉄道か。
ここから上野まで行けたんですよ昔は。
りんごの灯り🍎
701系にお世話になります
これは安心ですね
車内はガラガラ。同じ号車に1人いるかいないか。
青森5:41→新青森5:45
新青森に到着。
新青森まで一駅乗ったが、駅の周りはマジでなんもなかった。いや、ほんとに。
これはきついぞと思いながらローソンを発見したのでそこで朝食を調達した。
これだけ言うと悪口になってしまうが、青森の人は良かった。人情あふれる良い街である。道に迷っていたら親切に教えてくださったし、笑顔であいさつしてもらい気分良く過ごせた。
駅にはねぶた祭りのパネルなどが置かれていた。
新幹線も開業10年くらい経ったんですかね。
きれいな駅舎です。
2回目の新青森。1回目は中学校の修学旅行でした。
新青森6:18→盛岡7:10
6:18発のはやぶさ東京行きにトクだね50で乗車。乗車率は20パーセントくらいだった。
これにずっと乗れば東京に午前中には着くのに・・・。
我ながらアホなことをしてるなあと思うが、一度決めたらこのままでいきたい。
新幹線で身支度を済ませ、気づけば盛岡に到着。
5分乗り換えなのでかなり不安はあったが、わかりやすい乗り換えで助かった。
続いて7:15発の一ノ関行きに乗車。
東北本線 普通 一ノ関行き
盛岡7:15→一ノ関8:49
通勤通学の乗客が多いこともあり、乗車率は120%くらいか。車内で高校生の訛りのある会話を聞き、岩手に来たと実感した。
北上までの奥羽の山々がつらなる姿は雪化粧とも相まってとても美しかった。
途中花巻あたりで電車が遅れてしまい、乗り継ぎへ不安を抱いたが、さすがJR東日本。そのあたりはうまく調整してくれた。
そして一ノ関に到着。
世界遺産平泉に近いターミナル。
ピカチュウの出迎え。
なかなかいい雰囲気の駅舎。
コンコース?
続いて小牛田行きに乗車
東北本線 普通 小牛田行き
一ノ関9:00→小牛田9:47
この区間は寝落ちしたので気づいたら小牛田に着いたと言う形。今回の旅で4つ目の道県、宮城県に突入。
小牛田着
跨線橋から。
こんな由来だったんですね。
終着の小牛田はこじんまりとしながらも利用客が多くいた。もしかすると仙台の郊外としてベッドタウン化しているのかもしれない。
続いて仙台行きに乗車。
東北本線 普通 仙台行き
小牛田9:54→仙台10:42
この区間は701系のロングシートが続くのだが、座り心地が良くそこまで疲れなかった。眠気はまた別の問題として存在していたが。
そうこうしているうちに気づいたら仙台。
さすが杜の都。大都市の圧倒感をまじまじと見せつけられた。
駅舎もターミナル駅らしく立派。
駅構内。
そうそう、ひたちで品川まで一気に行けるようになったんですよ。少しずつ元通り、それ以上になってほしいですね。
続いて白石行き。ついにボックスのついているE721系にありつくことができた。
東北本線 普通 白石行き
仙台11:00→白石11:48
蔵王が近く、山の景色がきれい。
白石に到着
大垣ダッシュの6割ほどの走力「白石ダッシュ」を体験することができた。
どんどん南下します
東北本線 普通 福島行き
白石11:51→福島12:25
再び701系に乗り福島を目指す。
乗車率は120%。
福島着
阿武隈鉄道にも乗ってみたいんだけどね。
福島では5分乗り換え。すぐに郡山行きに乗る。
車両はE721系
東北本線 普通 郡山行き
福島12:30→郡山13:18
乗車率は60%くらい。
途中は安達太良山などの自然が私たちを迎えてくれる。
初めてみた時「あだたら」って読めなかった
郡山で下車
待ち時間が長いこともあり、少し降りてみることにした(といっても駅前散策だけだが)
駅舎が首都圏みたいで謎の安心感がある
GReeeeNの出身地ということで手形とかドアがあり、ファンの人が訪れていた。
駅ナカも立派。前もお世話になったけど、郡山は時間を潰すには十分すぎる。18キッパー味方の駅。
ここで駅弁を調達。
そろそろ出発しますか。
郡山13:50→新白河14:29
またまた701系新白河行きに乗車。ここまでくると空くかと思いきや乗車率は80%?途中めぼしいところはあまりなく寝落ちしてしまった。
ずっと電車に乗っているので地面が揺れているように感じる。
ついに白河の関までやってきました。
オリンピック・パラリンピック、できるのか否か。
芭蕉と新白河の駅。修学旅行生かわからないけど制服を着た中学生がたくさんいた。
いよいよ関東も近い。
これなら一瞬なんだが、と何度考えたことか。
新白河の駅は白河ラーメンが有名らしいが、ラーメンを特に食べたいとは思わなかったこと、そしてそばの東西比較をしたかったこともあり、かきあげそばを注文。関東のだしは黒く、しょうゆを強く感じる。
かき揚げそば。
麺は田舎蕎麦のように黒っぽい。つゆは濃いめ。
さてそろそろホームに降りますか
東北本線 普通 黒磯行き
新白河15:05→黒磯15:28
この区間は直流と交流が途中で別れるのでどちらにも対応できるE531系が充当されている。
両数が多いこともあり乗車率は30%くらい。
途中は林間鉄道のようにひたすら林の中を走り抜ける。
途中で関東に入り、安心感が出てきた。黒磯に到着。
夕食があまり食べられないので、さっきの駅弁も食べてしまう
郡山ののり弁はとてもうまかった。また買いたいと思うくらい。
黒磯に着いた!ついに関東だ。
どっしりとした駅舎
黒磯は昔から大きな駅で、直流と交流という電気の流し方が当駅を境に変わることもあり、重要な駅であった。また温泉でも有名な地でもある。しかし最近は特急列車が通らなくなったこともあり、少し寂しさがある。
ただ由緒正しい駅であることは間違いがなく、それは駅に展示されている行先表示幕からもうかがえる。
昔の賑わいを感じる。
ついに宇都宮という文字が見えてきた。
宇都宮線 普通 宇都宮行き
黒磯15:43→宇都宮16:35
矢板くらいで小学生が乗ってきた。遠足の帰りかな。
この区間は時間帯もあり、途中から中高生がとても多くなった。立席も混み始めた。150%くらい?
宇都宮に到着。ここで乗り慣れたE231系に乗り換え。
宇都宮線 快速 逗子行き
宇都宮16:37→大宮17:43
2分乗り換えだが多くの乗客が駆り立てられるように走って乗り込む。
グリーン券を読み込もうとしたが前のおじさんが手こずっている間にタイムアップ。結局小山で怒涛の1分入力をするまで普通車の地位に甘んじた。
さすがに疲れた。眠気と筋肉痛ともういろいろ。やむを得ず普通車でタイミングを窺うことにした。
こういう疲れた時はグリーン車に課金してもやむを得ないだろう。
ただ、グリーンに乗り込んだものの、マスクをせずに話すおばさんがいて恐怖だった。しかし、仕方がない。日本では私権の制限は限定されている。誰かの行動にあれこれ口に出すのは控えなければいけない。
観念して乗り継ぎの関係上、いったん大宮で下車。
豆大福だけ買ってついに東海道を目指す。
しかし、ここで事件が起きる。ちんたら食べ物、飲み物を買っていたら乗り遅れそうになったのだ!超猛ダッシュでなんとかぎりぎりセーフ。ここで遅れたらすべてが終わりという緊張感をすっかり忘れていた。危ない、危ない。
普通 熱海行き
大宮17:58→熱海20:25
元気がありません。たださすがに早い。今までよりも速さが違う。
やはり、緊張から解き放たれて車内でぐったりしてしまった。東京、新橋あたりはよく通るところだが、ここから名古屋に向かおうとしている自分はいったい何をしているんだろうという気持ちになった。その後爆睡したり、パソコンをいじって気が付けば小田原。
快適〜
夜行はせっかくの湘南の美しい海岸を見えなくするので残念だ。
途中小田原を過ぎてから電車が遅れたが、まあ大丈夫。
2時間以上電車に揺られ(寝ていたのであまり覚えていない)、ついに熱海に到着。静岡県に突入!ここまで11都道県通過!
というか今日だけで全て通っているの頭おかしいな。
熱海!何度目だろうか。
熱海には5分遅れて到着したが、向かいの浜松行きは待っていた。JR東日本とJR東海は仲が悪いと言われているがきちんと連携できているではないか!(自主規制)
東海道線 普通 浜松行き
熱海20:27→三島20:39
313系はあまり揺れなくて快適!
長い丹那トンネルを抜けて函南で停車。正直沼津くらいまでは東京まで通えない距離ではない。感覚が麻痺していますね、うん。
シンプルイズザベスト。
三島に着いた!
車掌さん、安全運行お疲れ様です。ありがとう!(テンションがおかしい)
恒例の駅舎探訪。
降りて急ぎking of Shinkansen、東海道新幹線に乗り込む。ケチなので浜松まで通しではなくあえて静岡で分割して購入。
今日の宿は名古屋だから先を急ぐために課金もやむを得ぬ。
課 金
東海道新幹線 こだま755号 名古屋行き
三島20:55→浜松21:48
こだまと言っても超特急ですよ
やはり新幹線は早い。普通なら2時間以上のところ、新幹線は半分以下。こだまがなんだ、各駅停車には見えない超特急である。
ラクだ!
あっという間に浜松に着いた。
この時間帯は名古屋まで
かっこいい!
夜の新幹線
エモいわ〜
浜松のMAY ONEとバスターミナルを写す。
このデザイン好き
浜松22:03→豊橋22:36
豊橋行きに乗車。ラッキーなことに313系転換クロス。ここからロングシートとはしばらくお別れである。
浜名湖も昼はきれいだが、夜はせいぜい真下の水面しか眺めることができない。
豊橋に到着。
これに乗ります。
豊橋についたが、次の新快速大垣行きまで時間があるので駅舎を撮りに行った。
駅舎。やや窮屈なつくりに見えるが、アソシアが入っていて立派。
古関裕而の出身地(郡山)と妻・金子の出身地を1日で訪れるとは。
ここからは早いよー
東海道線 新快速 大垣行き
豊橋22:56→名古屋23:48
新快速は早い!岡崎、安城、刈谷からお仕事終わりの疲れたサラリーマンを乗せて名古屋へと向かう。結局名古屋に着いたのは23:48。
大名古屋ビルヂング。夜きれいですね。
他にもセントラルタワーとかゲートタワーとか河合塾(笑)とかあるが、宿に向かうことに。
宿はいいところだった。洗濯をしているうちに2時近くになってしまった。
本日の総移動距離:約1197.4km
4日目に会いましょう。