日本縦断5日目(最終日)
3月20日
朝起きたらこんな感じ。雨ですね。いいホテルでした。
博多駅まで歩く。ここから先は食事を取る時間がなさそうなので、博多駅構内で駅弁を購入。
今日は九州を縦断。最終日スタート!
博多8:39発久留米行きに乗車
鹿児島本線 快速 久留米行き
博多8:39→久留米9:15
車内はハイキングに行きそうな人など、おでかけの人たちがいたが50-60%くらい。
青春18きっぷも5つ全て埋まった!
ここで長崎本線と分岐する。
名物の駅そば。
鳥栖でホームを取っていたら危うく発車するところで焦った。
田園風景。
河川敷のゴルフコースがある筑後川を越え、福岡県に復帰。
久留米に到着。
ステンドグラスが駅舎の奥行きを出している。
駅舎、駅前は芸術的でもあった。
他にも久留米は豚骨ラーメン発祥の地として有名らしい。写真撮り忘れたけど😭
コンコースで松田聖子の赤いスイートピーが流れていて地元だなと実感した。
新幹線の方が早いんですけどね^ ^
この企画、よき。
いつか乗ってみたいです。九州一周とかね。
いろいろな方面に列車が出ており、ターミナル駅だと感じる。
久大本線。全線開通おめでとう!
カップルがお互いを見つめ合っている。おっとこれ以上はいけない。どこにおいても愛する人との時間を大切にすることは至極当然である。
そこから普通八代行きに乗車。
鹿児島本線 普通 八代行き
久留米9:34→八代11:43
ソフトバンクホークス2軍本拠地、タマスタの最寄駅である筑後船小屋駅。
かしわ、というのは肉食が禁じられていた時代、あくまでかしわの葉を食べているという建前で鶏肉をそう呼んだことが由来らしい。だしが効いてておいしいのですわ。
途中は田原坂を通るなど歴史を惹起させる地名が続く。
徐々に緑豊かな風景が広がっていく。
熊本到着!
停車時間が長いのでちょっと降ります。
熊本の待ち時間で駅舎をとったが、とてもきれい。地震からの復興は進んだのだろうか。
駅舎は綺麗ですね。
大型商業施設(NHK風)。栄えております。
このシックな駅舎、かっこいい!
くまモンしか勝たん!
そろそろ戻らないと今日中に到達できませんので早々に撤収させていただく。
九州だと阿蘇の天然水になるんだね
この曇天、少し不安だけどまあ耐えてるよね?
熊本から少し乗ってきた。
ひらがなで書くとなんかかわいいな笑
普通の座席だけど革張りみたいなシートでなんか高級感がある。
九州新幹線全線開通時のCMで流れてたマイア・ヒラサワのBoom!が脳内再生される。
さっきのカップルとは終点までご一緒させていただいた。
八代に到着!現在の鹿児島本線は一旦ここで終了。
と思いきや、跨線橋でのんびり写真撮ってたのでダッシュには敗れました😅
本当はこちらに乗るはずだったけど、、、。自然災害は恐ろしい。早く復旧しますように。
さすが別会社なのでホームの位置も別。
まだ行かなあかんのか!
JR九州側の八代駅。駅前はとても古風な感じで個人的には好きな光景。
くまモンは愛されている。愛されるよね。
JR九州側の駅構内。
本社かな?
言っちゃ悪いが、地域の商店街の看板のような感じである。
肥薩おれんじ鉄道側の駅構内。アットホームな感じ。
これで縦断。
現代風の駅名標。
別々になっちゃったのね、、、
温暖な感じが伝わるイラスト。実際暖かった。
肥薩おれんじ鉄道 普通 出水行き
八代11:57→出水13:16
車内
第二の人生運転士になることを検討し始めますか。
ホスピタリティがすばらしい。途中駅でも横断幕を持って出迎えてくれる。あまりの歓迎ぶりにおりたくなるがここはガマン。(人が良すぎる)
八代海の眺望を手に入れながら鹿児島方面を目指す。
自転車マークということは自転車持ち込み可なんですかね。柔軟ですばらしい。
海が特に綺麗だったのでこの時間帯はシャッター音が鳴り響いた。
国鉄の面影が認められる。
タイムスリップしたかのようだ。
途中の早咲きの桜もきれいである。
こちらでも桜並木が迎えてくれる。きれいだ。
沿線の景色、駅でのホスピタリティーこの路線は気分がよくなる素晴らしい路線だ。
車内はやはりガラガラ。
この駅舎面白いな。
これ見ると旅行をしていると実感するんですよね。
新幹線!
ついに鹿児島県、出水で乗り換え。川内行きはすぐの発車だが真向いなのでノープロ。
鶴が日本一飛来するから鶴の像があるらしいです。
肥薩おれんじ鉄道 普通 川内行き
出水13:18→川内14:19
少し晴れてきたかな?
東シナ海。島々も見える。
途中で観光列車ともすれ違う。
雲行きが怪しくなってきたか。
車内は観光気分を味わえるシート。折り畳み式のテーブルがあるなどさっきよりも豪華。ただ経費節減のため気動車なので加速はやや微妙。どの3セクも直面している問題だから仕方があるまい。
前面展望をしている小さな子どもがかわいく見える。将来はポッポやになるのか。
着いた!
川内に到着してすぐに向かいの都城行きに乗り換え、と言いたいところだが他社線なので改札が変に折れ曲がっていて、まるで城の守りを固める道のようになっている。もともと同じ路線なのだからわざわざ不便にしなくても、と思ってしまう。
ここからまた鹿児島本線に戻る。
川内14:22→鹿児島中央15:12
乗車率は10%くらいか。
車内で少し遅めのお昼ご飯。このお弁当も博多からここまで在来線で来るとはよもや思わなかっただろう。
おいしかった!
途中は甲子園などで有名な神村学園の駅を通り、高校生がたくさん乗ってきた。みんな運動部でガタイがよく喧嘩したら負けそう(しないけど笑)
さすが強豪校だ。
鹿児島中央まではそれほど時間がかからない。いやかかるのだが、3時間ほどの移動をずっとしているせいで1時間を切る移動はもはや近場である。ここからは眠りを貪り、気づいたら鹿児島中央。
博多から新幹線なら1時間とちょっとだが、在来線では6時間半以上。よくやってきた。あともう一息!
鹿児島の駅ビルは進んでる。
南九州最大の駅と言っても過言ではない。
ここで明日以降の切符を買う。
また後でね!
いよいよ列車に戻る。目的は最南端・西大山駅。しかし、この時我々はまだ地獄を見ることを知らなかった。
指宿枕崎線 普通 枕崎行き
鹿児島中央16:02→JR日本最南端の駅・西大山17:32
キハ47の写真を撮って枕崎行きに乗車。
プレートっていうのも新鮮。
指枕線は保線が悪く車両とも相まってジェットコースターに乗っている気分。それでも地元とみられる乗客は平然とした顔で乗っているからすごい。
南鹿児島駅。列車に見合わず、新しい!(失礼)
南鹿児島くらいで降りるだろうと思ったらほとんど下りず、喜入くらいまでならと思ったら下りず・・・。
指宿近くまでボックスシートは取れなかった。この時、とにかくすごい雨で外の景色が見えなかったが、この辺りは睡眠不足の影響で限界が来ており記憶があいまい。
函館以来の直角なボックス。何故か北海道での日々が遠い昔のように感じられる。
雨も強いし
海も少し時化ている。ここまで来て不気味だ。
この列車はとても古く、また線路もあまり保線が良くないということで揺れたし、軽く酔った。
指宿に到着したがここで最初のアクシデント発生。大雨で20分ほどの遅延。
悪いことは重なって起こるものである。タクシーに西大山で待っていてもらう予定だったので、相方が遅れる旨電話しようとした。すると、なんと電話を一方的に切られるという衝撃的な出来事が発生。このままでは西大山駅から帰る手段がなくなる・・・。とりあえず西大山に着いてからタクシーを呼ぶことにした。
山川で人が結構降りた。
山川穂高♪(違う)
雨足が増している。大丈夫か、これ、、、。
大山駅で意外と下車。さていよいよ次だ。
アナウンスで「次はJR最南端の駅、西大山です」と流れる。
ついに下車。
最北端から最南端まで来たのだ!!!!!!
しかし、これは同時に屋根がついている列車という安全地帯からの追放を意味した。
晴れていれば開聞岳が見えるなんて言っていたがそれどころではなかった。聞いてたのと違うんですけど、、、。超大雨、やばい。しかも雷と風が襲う。記録的ゲリラ豪雨。
一応写真に撮っておいたのが以下のもの。
投函するものはないね。
強い雨足の中にも輝く彩りが旅人を迎える。
本当に来ちゃいました。
このうちの2つの駅をこの5日間で行ったのは、我ながらすごいと思ってしまう。
これらの写真を撮っている間に靴が浸水し戦意喪失。
とりあえず、駅前の屋根のある建物に緊急避難。ここで作戦を練る。
隣の隣の山川駅か、さらに隣の指宿駅まで戻れればどうにかなるのだが、交通手段は限られる。
まず、路線バスの時刻を調べたが、すでに終バスは終了。
続いてタクシーはどうか。な、なんとつながらない。
オワタ。詰んだ。終了。終製作著作NHK。
相方がヒッチハイクしようと提案するが、そもそも人がいない。
そこに軽トラが来た。おじいさんに聞いてみるが助手席にワンちゃんがおり、厳しいとのこと。次に駅前に止まっている車に聞いたが、こちらもうまくいかず。
万事休す。
あと2時間列車を待つしかないのか。二人の顔に絶望感が漂っていた。
しかし、神様は私たちを見捨てなかった。
次の瞬間、なんと、さっきの軽トラのおじいさんが大きめのトラックで来てくれた!え、神ですか?この時は本当に心の底から感謝の気持ちでいっぱいになった。かっこいい人だった。「狭いけど許してな」見ず知らずの男2人組の懇願にここまで優しくしてもらってはもう感激という言葉以外に見つからない。
せめて持ち合わせているもみじ饅頭をお渡ししようとしたが、自分たちでおいしく食べなさいと言われた。本当の優しさを知った。お互い名前はわからない、見ず知らずの人である。しかし、そんなものはどうでもいいのだ。今思い出しても泣きそうになる。「悪いけど、ここで降ろすな。足湯あるから入っていき。」かっこいい、こういう風にありたいし、ならなければいけないとなった。
指宿駅には2人の間で感慨に浸る時間が設けられた、温かい足湯だけでなく、温かいこころとともに。
ありがとう。
こう言う優しさをもつ地域にこれからも行きたいと強く思った。
そのあと、指宿でご飯を食べて帰ることにした。
きびなごの突き出し。
カツオのたたき
指宿名物「温たまらん丼」
きびなごの天ぷらまでいただいちゃいました。
南国感あふれる🏝
指宿駅前ロータリー
駅員さんはもういない。まあ18きっぷなので問題はないだろう。
立派な駅構内!
また来たいです!
沁みる夜汽車に乗り鹿児島市内へ
乗るのはこっちなんですけどね笑
ガラガラでした。
鹿児島中央に着くのも大雨の影響で遅れたが、そんなものはどうでもいい。
心が豊かになった気分で鹿児島中央に帰り、そのままホテルへと向かった。
感謝の気持ちを忘れることはありません。旅で出会った全ての人に感謝。
もうここまで来れば大丈夫。
維新はここから始まったのだ。
指枕線とは違う意味で緑化がなされている。
新しい電車
鹿児島の繁華街、天文館。この近くに宿を取った。
縦断してみての感想。
日本は狭い!でもきれいだし、ご飯美味しいし、人がいい!東京もいいけど地方もいい!
そして、困っている人がいたら助けられる人になりたい。
総移動距離→3083.3km
所要時間→4日23時間53分
通過した都道府県→北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県(1都1道2府20県)
用いた交通手段→航空機、鉄道(在来線、特急、新幹線、路面電車)、タクシー、路線バス、フェリー、徒歩、ヒッチハイク