PineとCastleとダイアリー

学生。旅行や雑感を書きます。

【教養区分2次試験】

前にも書いた通り、不安な気持ちが強かった。

しかし、周りの励まし(これは本当に大きかった。感謝しています。)と「まあ、せっかくもらったチャンスだから、結果どうこうよりも悔いの残らないように力を出そう」という思いにより、当日が近くなるにつれ落ち着いてきた。

 

 

そして、当日。

 

 

11月13日:企画提案試験

試験会場(小論文作成を除く各試験の時には受験者控室となる)に入室すると、班と順番が机の上に割り振られていた。この時、面接カードなどを提出して着席する。

会場内では、特にピリピリしたムードはなく、音楽を聴いたりスマホをいじっている受験者が半分以上いた。

 

ちなみに、私は自信がなかったので、白書を必死に見返していたが、頭に入ってこないので、トイレに行ったり水分補給を会場の外で行い、気分転換をした。

 

その後人事院の試験官による説明が始まり、いよいよだなという気持ちになった。

 

 

午前:小論文作成(10:00~12:00、2時間)
 
午後:プレゼンテーション&質疑応答(約20分間)

 

 

この試験では唯一、事前に試験範囲が教えられる。基本的には白書の内容が範囲で、今年は2018年度の文部科学白書であった。英語の民間テストの問題があり、正直出題範囲をかなりしぼることができたのだが、本番では現在のクールジャパン戦略の課題と改善策について聞かれた。

 

小論文では時間が足りなくなることがよくあったので、1時間55分で書き上げることを心がけた。結果的に、終了1分前に誤字に気づいて焦って直したことを除けば(笑)、時間配分を含めてうまくいった。

 

 

そして、昼食。この時間がとてつもなくシュールだった。当然、午前の試験の内容は午後の試験にも関連するからスマホ操作とか読書、受験者間の会話がダメなのはわかるが、トイレにも自由にいけないのだ。試験官がこちらを監視しているなか、受験者はどうしているかといえば、食べ物か試験官か机か天井を凝視しながら黙々と食べるのだ。笑 

 

私は「囚人の気分」になりながら食事を済ませ、挙手してトイレにいった。廊下の空気が新鮮なので、しょっちゅうトイレに行くなどして、気分転換することをおすすめする。

 

 

さて、昼休みが終わると、試験官の説明が始まった。そして、番号が呼ばれるまで、待つのだが、私は同じチーム(?)で6人中3人目だったので、1時間くらいの待機で済んだのだが、一番待つ人だと3時間半以上待つらしいから拷問だよなあと思ったけど。

最初は、質疑応答の想定を頭の中で考えていたが、疲れてきたので寝ることにした。しかし、寝るにしても時間がなかなか経過せず、ある意味で苦行だった。結局、外に出て水分補給とかしたけど、どうにかならないのかね、この時間・・・

 

およそ1時間後に、ようやく自分の番になり、企画提案の部屋の前で1分間待機したあと試験官の合図で入室する。

 

(たくさん詰められるんだろうなあ、嫌やなあ・・・)

 

そんな気持ちもありながら、ノックして試験スタート。

 

まず、自分の小論文のコピーが与えられ、受験者はそれを5分間で読み込み説明を考える。

 

そして、質疑応答に移る。私の担当だった2人の試験官は、人事院が50代後半くらいの男性、各省が30代後半くらいの女性だった。怖いと聞いていたこの試験だが、どちらの方の質問もエグくはなく、詰められる感じでもなかったので、逆に拍子抜けしてしまった。

 

途中、ところどころ詳しく聞かれたところはあったが、粘り強く答えたら、意外と切り抜けることができた。

 

やらかしたのは、途中の知的財産権の保護のところで噛みまくったことだが、まあ許容範囲内だろう。

 

終わった瞬間、私は「耐えた!よかった!」と思った。